2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

京都へ行こう

秋日和に誘われて、京都へ行った。 一度「苔寺」詣でをしたいと思っていたので拝観手続きをしたところ、早速社務所から参拝証が送られてきた。 京都駅から大覚寺行きに乗ったが、隣り合わせの乗客と旅の話に花が咲き、嵐山で下車となった。「大河内山荘」「…

北川民次さん

私が、柄沢斎の作品を、系統的にコレクションしようと 思いついた動機はいたって単純で、作家にとってはこういう 手合いはかえっえ迷惑かも知れない。 そもそも版画についての知識は疎く、大判のリトグラフ が数枚手許にあった位で、それも収集癖があって手…

柄沢斎のこと

そういえば、柄沢君と知り合って何年になるのだろう。 国立(東京)駅南口にある喫茶店”白十字”で逢ったのが 最初であることは、確かだ。柄沢斎はまさしく紅顔の美青年 で、版画家の卵と言うよりもアイドルタレントといった風情 。手製のバインダーにそれま…

新聞小説

毎日新聞の朝刊に連載中の小説「虹の彼方」は小池真理子が初めて 新聞小説に挑戦した野心作と聞いている。 なによりも興味深いのは挿絵を柄沢斎がしているということで、 数年前、日本経済新聞の夕刊に初めて版画で挿絵を担当して以来、2度目となる。 ただ…

大迫みきおのこと

この頃よく、大迫みきお氏のことを想い出す。 作業中の工房をふらりと訪ねても手を休めて相手をしてくれた。 帰りには手元にある焼き物を無造作に新聞紙にくるんで持たしてくれた。 或る時など、日常使っている食器類の中に気に入ったもがあったので、 所望…